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2025.02.05
コラム嘘をついてしまう子の対処法
子どもが嘘をつくと、親としては心配になったり、どう対応すればいいのか悩んだりしますよね。でも、子どもが嘘をつくのには理由があります。まずは、その背景を理解し、適切な対処をすることが大切です。
この記事では、子どもが嘘をつく理由と、親ができる具体的な対応策 を紹介します。
なぜ子どもは嘘をつくのか?
子どもが嘘をつく理由には、さまざまなものがあります。
嘘をつく理由と具体的な例
叱られたくない:「宿題終わった?」→「うん!」(本当は終わっていない)
親を喜ばせたい:「100点取ったよ!」(実際は80点だった)
想像と現実の区別がつかない:「昨日、お化けを見た!」(幼児期に多い)
注目を引きたい:「学校でヒーローになったんだ!」
自分を守りたい:「ぼくはやってない!」(実際はやった)
大切なのは、「なぜこの嘘をついたのか?」を理解すること。
嘘を頭ごなしに叱るのではなく、その背景を考えてみましょう。
子どもが嘘をついたときの対応策
① 嘘を責めすぎない
嘘をついたからといって、強く叱ると、子どもは「もっとバレないようにしよう」と思ってしまいます。
まずは冷静に、「どうしてそう言ったの?」と優しく問いかけることが大切です。
✅ NG例:「なんで嘘ついたの!ダメでしょ!」
✅ OK例:「本当はどうだったのか、教えてくれる?」
子どもが安心して本当のことを話せる環境を作ることが重要です。
② 本当のことを話しやすい雰囲気を作る
「嘘をついても大丈夫。でも、本当のことを話してくれたら嬉しいな」と伝えましょう。
✅ 「本当のことを話しても怒らないよ。一緒に考えよう。」
✅ 「正直に言ってくれたら、ママはとても嬉しいな。」
子どもが安心して本音を言える環境を作ることで、嘘を減らすことができます。
③ 嘘をつかなくてもいい選択肢を与える
子どもが嘘をつくのは、「本当のことを言うと怒られる」「傷つく」と思うからです。
「嘘をつかなくても大丈夫だよ」 という安心感を与えることが大切です。
✅ NG例:「なんで宿題やってないの!嘘つかないで!」
✅ OK例:「宿題終わってないんだね。どうすれば終わらせられるかな?」
本当のことを言いやすい雰囲気を作ることがポイントです。
④ 嘘をつかなくてもいい環境を整える
「叱られたくない」「プレッシャーがある」などの理由で嘘をつくことがあります。
普段から、子どもが安心して本当のことを言える環境を作る ことが大切です。
✅ 「間違えても大丈夫。失敗は誰にでもあるよ。」
✅ 「正直に話してくれてありがとう。」
このような言葉を普段から伝えることで、子どもは嘘をつかずに本音を話せるようになります。
⑤ 嘘をつくメリットをなくし、正直でいるメリットを増やす
子どもが嘘をついたときに、「嘘をついたほうが得をする」と感じると、また嘘をつくようになります。
逆に、正直に話したときにほめてあげる と、「本当のことを言ったほうがいい」と学びます。
✅ NG例:「嘘ついてもバレなければいいよね。」(見過ごす)
✅ OK例:「正直に話してくれてありがとう!」(ほめる)
子どもが正直でいることの大切さを自然に学べるようにしましょう。
⑥ 嘘をつくことの影響をやさしく伝える
「嘘をつくと、相手を傷つけたり、信頼を失ったりすることがあるよ」と、優しく伝えることも大切です。
✅ 「本当のことを言うのは勇気がいるよね。でも、正直な人は周りから信頼されるんだよ。」
✅ 「嘘をつかれると、相手は悲しくなってしまうことがあるよ。」
「嘘をつくこと=悪い」と責めるのではなく、
「正直でいることの大切さ」を伝えることがポイントです。
⑦ 一貫した対応をする
親がその場の気分で「嘘を許したり、怒ったり」すると、子どもは混乱してしまいます。
「嘘をついたときは、落ち着いて話を聞く」という対応を一貫して行うことが大切です。
✅ 「嘘をついても怒らずに、理由を聞く」
✅ 「本当のことを言ったときは、しっかりほめる」
親の対応が安定していると、子どもも正直になりやすくなります。
嘘を責めず、正直に話せる環境を作ろう!
子どもが嘘をつくのは、何か理由があります。
大切なのは、頭ごなしに叱るのではなく、「本当のことを言いたくなる環境」を作ること。
✅ 嘘を責めすぎず、冷静に対応する
✅ 本当のことを話しやすい雰囲気を作る
✅ 嘘をつかなくてもいい選択肢を与える
✅ 正直でいることの大切さをやさしく伝える
✅ 嘘をつかなくてもいい環境を整える
「どうして嘘をついたのかな?」と、子どもの気持ちに寄り添いながら接することで、
少しずつ正直に話せる子へと成長していきます。
焦らず、長い目で見守っていきましょう!😊