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2025.09.03
コラム藻岩山はもともと別の名前だった?
〜札幌の山と川の“本当の名前”をたどる〜
✅札幌市民にとって身近すぎる「藻岩山」
ロープウェイや夜景、ハイキングコースで人気の藻岩山(もいわやま)。
札幌市民なら一度は行ったことがある定番スポットです。
でも実はこの「藻岩山」、もともとは別の名前で呼ばれていたことをご存じですか?
「モイワって、どういう意味?」
「アイヌ語なの?」
「川や山の名前って、昔は違ったの?」
今回は、藻岩山をはじめとする札幌の山や川の“本当の名前”を掘り下げてみましょう。
🌿藻岩山の名前のルーツはアイヌ語だった
「藻岩(もいわ)」の語源は、アイヌ語の “モイ・ワ(moy-wa)” とされています。
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モイ(moy)=小さな湾、入り江
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ワ(wa)=その場所
つまり「モイワ」とは、「入り江のようにくぼんだ場所」を意味する言葉。
山そのものではなく、豊平川がつくる地形の特徴から来ていると言われています。
かつてこの山のふもとは、川が蛇行して小さな入り江のような地形をつくっていたため、
その地形を表す名前が山にも転用されたと考えられています。
🏔️藻岩山には他にもあった“呼び名”
藻岩山は、時代や文献によってさまざまな呼ばれ方をしてきました。
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インカルシペ(見晴らしの場所)
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モイワヌプリ(モイワの山)
特に「インカルシペ」という呼び名は有名で、
アイヌの人々が儀式や祈りの場としてこの山を神聖視していたことを示しています。
現在でも、藻岩山の一角には「アイヌ文化交流センター(サッポロピリカコタン)」があり、
その歴史を伝え続けています。
🌊実は豊平川も「札幌川」だった?
札幌の川の名前も、実は昔は違っていました。
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豊平川 → アイヌ語で「サッ・ポロ・ペッ(乾いた大きな川)」
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創成川 → 豊平川の一部を付け替えて人工的につくった川
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発寒川 → ハッ・サム(葦の生える場所の川)
特に豊平川は、かつて「サッポロ川」とも呼ばれており、
その名前が現在の「札幌」という都市名の由来になっています。
つまり、札幌という街の名前のルーツは“川”にあるんですね。
🗻地名に残るアイヌ語=土地の記憶
藻岩山や豊平川のように、札幌の地名にはアイヌ語由来のものがたくさんあります。
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手稲(テイネ)=崖のある川
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真駒内(マコマナイ)=川口の小さな川
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月寒(ツキサム)=アザラシが獲れる川
これらは単なる“名前”ではなく、土地の特徴を表したリアルな記録。
自然を観察し、暮らしと結びつけたアイヌの人々の知恵が、今も街の中に息づいているのです。
💬「藻岩山」は“景色を映す名前”だった
藻岩山の名前は、単なる山の呼称ではなく、
そのふもとの地形や人々の暮らし、祈りとともに生まれた言葉でした。
市民にとってはハイキングや夜景スポットの山。
でもその奥には、アイヌの人々が見た景色と文化の記憶が眠っています。
次に藻岩山を訪れるときは、
「インカルシペ」「モイワヌプリ」といった昔の呼び名を思い出してみると、
いつもよりちょっと特別な札幌の風景に出会えるかもしれません。
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