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2025.05.03

コラム

「ちゃんとしなきゃ」に疲れたときに読む話

ソファで目を閉じて深呼吸するお母さん

~完璧じゃなくても、大丈夫。ちゃんと生きてる、それでいい~


朝ごはん、今日も同じメニュー。
洗濯物は畳めず、山になったまま。
子どもの返事は生返事。
夜になれば、もう体力も気力も空っぽ。
でも心のどこかで、
「もっとちゃんとしなきゃ」「ちゃんとした親にならなきゃ」と思ってしまう。
そんな“がんばりすぎている自分”に気づいたとき、
どうかこの話を読んでみてください。


🌀 「ちゃんと」の正体って、なんだろう?

・ごはんは毎食手づくりで
・片づけも完璧に
・宿題もみて、笑顔で褒めて
・いつでも余裕ある親でいなきゃいけない
…そんな“理想の親像”が、知らないうちに自分の中で膨らんでいませんか?
でもよく考えると、それって👇
・誰かと比べてしまったSNSのあの人
・幼いころの「ちゃんとしなさい」という声
・マニュアルや本に載っていた“正しい子育て”
つまり、「ちゃんと」は、誰かの基準であって、
あなた自身の“しあわせ”や“リアルな暮らし”とは少しズレていることがあるんです。


💧 その“ちゃんと”に疲れた日の、リアルな一日

・朝、パンを焼いたら焦げた
・髪ボサボサのまま、子どもを送り出す
・スーパーではぐずられて、カゴだけ持って帰宅
・「ごはんまだ?」の声に涙がこぼれそうになった
そんな日は、「ちゃんとできなかった」と自分を責めてしまうかもしれないけれど、
でもね、ちゃんと“今日も生ききった”じゃないですか?
怒りそうになりながらも堪えた。
泣きたい気持ちを飲み込んだ。
小さな「えらいね」を、子どもに届けた。
それってもう、じゅうぶん「ちゃんと」なんです。


🌼 「ちゃんとしなきゃ」から抜け出す3つの考え方

✅ ① “生活を回す”ことは、もう立派な成果
「○○できてない」ではなく、「○○は今日もできた」に目を向けてみましょう。
・ごはんを出した(中身は冷凍でも!)
・朝、子どもを起こした(どんなテンションでも!)
・とりあえず今日を終えられた(これが一番すごい!)
📌 ポイント:“できてる”ことリストを1つ書いてみるだけでも、気持ちが少し楽になります。


✅ ② 「ちゃんとできない日」があってもいい
人は誰でも“調子のいい日・悪い日”があります。
それは子どもも、大人も同じ。
「今日は無理だったな…」という日があるから、
「明日はちょっとがんばろうかな」が生まれるんです。
🌟 大事なのは:続けないことより、戻れること。
1度立ち止まったって、また歩き出せばいい。


✅ ③ 子どもの目に映っているのは「いつものママ」
あなたが「今日はちゃんとしてない…」と落ち込んでいるときでも、
子どもはただこう思っています👇
・「今日もママがいてくれた」
・「ちゃんと見てくれてた」
・「話を聞いてくれた」
完璧じゃなくても、料理が雑でも、声が荒くなってしまっても、
“自分を大切にしてくれる存在がここにいる”という安心感が、何よりのギフトです。


☕ “がんばらない時間”をつくるヒント

子育てを続けていくには、「がんばらない時間」も必要不可欠です。
・洗濯物をたたまない日を決める
・食器は夜ではなく、朝洗ってもOKにする
・お茶1杯だけの“儀式”をつくる
・SNSは“比べたくなったら閉じる”のルールに
📌 自分に「これは手を抜いていい」と許可するだけで、心のスペースが戻ってきます。


🌸 「ちゃんとしなくても、ちゃんと生きてる」

子育てって、本当に“正解”がわからない日々の連続。
だからこそ、自分の中の「ちゃんと」も、ときどきリセットしていいんです。
誰かと比べるための毎日じゃなくて、
あなたと、あなたの子どもが心地よく過ごせる毎日を、
少しずつ育てていけばいい。
ちゃんとしなくても、ちゃんと愛してる。
ちゃんとしなくても、ちゃんとがんばってる。
それだけで、今日もほんとうに“じゅうぶん”です。