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2025.03.27

コラム

ヨシタケシンスケさんの絵本が子どもに大人気な理由

親子で絵本

子ども向けの絵本はたくさんありますが、「読み終わったあと、親子でちょっと考えたくなる」「また何度も読み返したくなる」——そんな絵本をお探しなら、ヨシタケシンスケさんの作品は外せません。
子どもたちに絶大な人気を誇り、大人のファンも多い彼の絵本。その魅力はどこにあるのでしょうか?本記事では、子どもに好かれる理由とともに、読み聞かせにぴったりのおすすめ作品を詳しくご紹介します。


子どもたちの心をつかむ、4つの魅力

1. 子どもの気持ちを「そのまま」受け止めてくれる
ヨシタケ作品の最大の特徴は、子どもの目線に徹底して寄り添っているところ。
「なんで?」「どうして?」「もしも○○だったら…」という、子どもの日常にある疑問や空想を、否定せずにそのまま物語にしてしまいます。
押しつけがましい教訓はなく、むしろ「わからなくていい」「決めなくていい」という自由な感覚が、子どもたちをホッとさせるのです。


2. シンプルで親しみやすい絵
線が少なく、キャラクターもかわいらしい。そのシンプルなタッチが、子どもにとって非常に見やすく、親しみやすいのが特徴です。
特に、登場人物の豊かな表情が魅力。驚いた顔、困った顔、変な顔…ページをめくるたびにクスッと笑える仕掛けがいっぱいです。


3. 想像力を育てるストーリー展開
ヨシタケさんの絵本に「正解」はありません。
たとえば『りんごかもしれない』では、テーブルの上にあるりんごを見て「これはりんごじゃないかもしれない」と主人公が考え始める。すると物語は、「もしかしたら宇宙人かも」「実は変身するかも」と、どんどん予想外の方向へ広がっていきます。
このように、「もしも」の世界に自由に飛び込めるのが、彼の作品の大きな魅力。子どもたちの想像力を大いに刺激します。


4. 読み聞かせにぴったりなテンポのよい文章
ヨシタケ作品は文章が短く、セリフ調でリズミカルなので、読み聞かせがとてもスムーズです。
登場人物が考えたりつぶやいたりするセリフが多く、声色を変えたり、間を取ったりしながら読むと、子どもたちはどんどん引き込まれていきます。


読み聞かせにおすすめの3冊

📘『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)
テーブルの上の「りんご」を見て、「本当にこれはりんごなのか?」と考え始める男の子の話。
ありえない想像がどんどん展開していき、子どもの発想力とユーモアが大爆発!親子で大笑いしながら楽しめる名作です。


👕『もうぬげない』(ブロンズ新社)
服が頭から抜けなくなってしまった男の子が、そこから「このまま大人になったらどうしよう…」と妄想を始めるというお話。
日常のあるあるから壮大な空想へ。シンプルな状況がこれほど面白くなるのかと驚かされます。


🌈『このあと どうしちゃおう』(ブロンズ新社)
おじいちゃんが亡くなった後に見つかった「このあと どうしちゃおうノート」。
死をテーマにしながらも、怖さや悲しさはなく、生きること・死ぬことを前向きに考えられる優しい一冊。親子で「もしも…」を話し合うきっかけにも。


ヨシタケ絵本は「心の対話」の時間

ヨシタケシンスケさんの絵本は、ただの物語ではなく、親子で心を通わせる「会話のきっかけ」になります。
子どもがどんなことを考えているのか、どんなふうに世界を見ているのか。絵本を通してそんな小さな気づきが生まれるのも、彼の作品ならでは。
今日の読み聞かせに、ぜひ1冊、ヨシタケさんの絵本を選んでみてはいかがでしょうか?


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