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2025.04.23
コラム自閉症の子が苦手なこと9選と親のための具体的な対応法
「うちの子、なんでこんなに怒りっぽいの?」「片付けができないのは甘え?」
そんな風に思ったことはありませんか?
自閉症スペクトラム障害(ASD)のお子さんには、発達特性からくる「苦手なこと」がいくつもあります。
それは本人の「わがまま」ではなく、感覚や思考の違いによって生まれる“困りごと”なんです。
本記事では、ASDのお子さんがよく苦手とする9つの場面と、親ができる具体的な対応法をわかりやすくご紹介します。
1. 🌀環境の変化が苦手
▶ なぜ苦手?
自閉症の子は「見通しが立たないこと」に強い不安を感じます。
いつもと違う予定・先生・場所などは、本人にとって“想定外”で混乱の原因になります。
▶ よくある行動
・帰り道のルートが変わっただけで泣く
・先生が交代してパニックになる
▶ 対処法
・スケジュールや変更を事前に視覚で提示
・変更には「理由」と「その後どうなるか」をセットで伝える
・ルーティンを活用して“安心”を確保する
2. 🗣曖昧な指示が苦手
▶ なぜ苦手?
「ちゃんとして」「きれいに片付けて」などの抽象的な言葉は、ASDの子には伝わりにくいことが多いです。
▶ よくある行動
・指示を聞いても動かない
・「何をどうすればいいの?」と戸惑う
▶ 対処法
・「このブロックを箱に3つしまおう」と具体的に伝える
・チェックリストや絵カードで“やることを見える化”する
3. 👥グループ行動が苦手
▶ なぜ苦手?
他人の意図を読み取るのが難しいため、協調・順番・相談などがうまくいかないことがあります。
▶ よくある行動
・集団遊びに入れない
・ルール違反でトラブルになる
▶ 対処法
・少人数・明確なルールからスタート
・一人ひとりの役割をあらかじめ説明
・「一緒にいるだけ」でもOKにするなどハードルを下げる
4. 🔊感覚過敏:音・におい・光などの刺激が苦手
▶ なぜ苦手?
ASDの子どもは感覚が鋭すぎたり、逆に鈍かったりすることがあります。
些細な刺激が「強すぎる」と感じる場合も。
▶ よくある行動
・掃除機の音で耳をふさぐ
・特定のにおいや手ざわりを強く嫌がる
▶ 対処法
・イヤーマフ、サングラスなどで不快感を軽減
・不快な環境から一時的に避難できる場所を用意する
・本人が心地よいと感じる道具を活用
5. 🗺初めての場所・人が苦手
▶ なぜ苦手?
未知の場所・人・状況は“予測できないストレス”になります。
▶ よくある行動
・見知らぬ場所で固まる・泣く
・美容室・病院で激しく拒否する
▶ 対処法
・写真や動画などで“事前に見せる”
・「この人が〇〇してくれるよ」とストーリーで説明
・プレ体験や見学で慣らす
6. 🧩選択肢が多いと混乱する
▶ なぜ苦手?
情報処理が追いつかず、「どれにするか決められない」ことで混乱します。
▶ よくある行動
・レストランで何も選べない
・選ばせるとパニックになる
▶ 対処法
・選択肢は2〜3個にしぼって提示
・写真やイラストで視覚的に見せる
・前もって選ぶ練習をする
7. ⏱長時間の待機が苦手
▶ なぜ苦手?
時間の感覚がわかりにくく、体や気持ちを“止めておく”ことが苦手な傾向があります。
▶ よくある行動
・行列に並べない
・授業中や病院で立ち歩く
▶ 対処法
・タイマーや時計で“残り時間の見える化”
・手持ちグッズや安心グッズで気をそらす
・頻繁な休憩をとるなど工夫を
8. 💢感情のコントロールが苦手
▶ なぜ苦手?
感情の高まりをうまく言葉にできなかったり、自分で落ち着く方法が見つけられないことがあります。
▶ よくある行動
・ちょっとしたことで癇癪
・思い通りにいかないと暴れる
▶ 対処法
・「〇〇がイヤだったんだね」と代弁してあげる
・絵カードで気持ちを表現する練習
・落ち着ける場所や時間を用意する
9. 📏曖昧なルールや変わるルールが苦手
▶ なぜ苦手?
「昨日はよかったのに今日はダメ」が理解できず、混乱や怒りに繋がります。
▶ よくある行動
・順番変更に怒る
・指示が人によって違うことに抵抗
▶ 対処法
・一貫したルールを家族・先生間で共有
・ルール変更時は事前に説明と納得の時間を
・「今日は特別」「次からは元通りだよ」と安心を伝える
🧸まとめ:苦手は「育て方」ではなく「特性」から
ASDの子どもが困っていることの多くは、“わがまま”ではありません。
苦手なことには理由があり、それを理解し、環境や伝え方をちょっと工夫するだけで大きな変化が生まれます。
親が「その子に合った方法」を見つけることが、子どもにとっての安心と自信につながります。
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