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2025.03.22
コラムエリクソンの心理社会的発達理論とは? 〜人生の8つの発達段階とその意味〜
エリク・H・エリクソン(Erik H. Erikson)は、ドイツ生まれのアメリカの発達心理学者で、人格の発達を生涯にわたって段階的にとらえる心理社会的発達理論を提唱しました。
この理論は、人の成長を単なる子ども時代の出来事だけでなく、生涯を通じて起こる「心理社会的な危機」に焦点を当てて説明しています。
🧩 各段階の概要とその課題
🔹 第1段階:乳児期(0〜1歳半)
課題:信頼 vs 不信
キーワード:愛着、世話、安心
説明:この時期は養育者との関係が中心です。しっかりとした愛情を受け、基本的なニーズが満たされると、他者や世界への「信頼」が芽生えます。逆に、適切に世話されなければ「不信感」が育ってしまいます。
🔹 第2段階:幼児期初期(1歳半〜3歳)
課題:自律性 vs 恥・疑念
キーワード:自立、自己コントロール、選択
説明:この時期は、自分でやってみたい気持ちが強まります。親や周囲のサポートによって自律性が育ちますが、失敗や過度な叱責を受けると、恥ずかしさや自己疑念が生まれます。
🔹 第3段階:遊戯期(3〜6歳)
課題:自主性 vs 罪悪感
キーワード:探究心、創造性、役割
説明:子どもは自分の考えで行動しようとします。この過程で他者と関わり、社会性が育ちます。しかし、過度に行動を抑制されると、行動すること自体に罪悪感を抱くようになります。
🔹 第4段階:学童期(6〜12歳)
課題:勤勉性 vs 劣等感
キーワード:努力、成功体験、比較
説明:学習や課題に取り組む力が伸びる時期。成果を認められることで「勤勉性」が育ちます。一方で、失敗が続いたり他人と比較されすぎると、「劣等感」を持つようになります。
🔹 第5段階:青年期(12〜18歳)
課題:アイデンティティ vs 混乱
キーワード:自己理解、将来の方向性、葛藤
説明:思春期は「自分は何者か」「将来どうしたいか」を模索する時期です。役割や価値観が定まるとアイデンティティが形成されますが、見つけられない場合は混乱や迷いが強まります。
🔹 第6段階:成人初期(18〜30代)
課題:親密性 vs 孤独
キーワード:恋愛、友情、つながり
説明:他者との深いつながりを築く時期。恋愛や友情、結婚などを通じて親密さを体験します。失敗すると孤独感や疎外感に悩まされます。
🔹 第7段階:中年期(30〜65歳)
課題:生産性 vs 停滞
キーワード:仕事、子育て、社会貢献
説明:仕事や家庭、地域社会での貢献が焦点になります。次世代に良い影響を与えることができると満足感を得ます。停滞感を感じると、自分の人生への疑問が湧くことも。
🔹 第8段階:老年期(65歳〜)
課題:統合性 vs 絶望
キーワード:人生の意味、振り返り、死の受容
説明:人生を振り返り、自分の生き方に納得できると「統合感(充実感)」が得られます。後悔が多いと、「絶望感」に苦しむこともあります。
🎯 なぜこの理論が重要なのか?
エリクソンの理論は、発達は一生続くという視点を社会に浸透させ、教育・福祉・医療など多くの分野で活用されています。
また、自分や他人の人生のどの段階にどんな課題があるのかを理解することで、よりよい関係づくりや支援にもつながります。
札幌の保護者の方へ
今、子供に必要な教育とはなんでしょうか?
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