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2025.05.04

コラム

国語力を伸ばす“親子でできる読書習慣”~今こそ家庭で育てたい「ことばの力」~

国語力を伸ばす“親子でできる読書習慣”

🟠 はじめに:「読む力」がすべての学びの土台に

「うちの子、国語が苦手で…」「テストの問題文を読み違えることが多い」
そんなお悩み、ありませんか?
実は国語力は、単なる「国語の成績」だけでなく、算数・理科・社会などすべての教科に関わる“読む・理解する力”に深く関係しています。
そしてこの力は、家庭での読書習慣を通して大きく伸ばすことができるのです。


🟠 1. 親子で“読む時間”を共有しよう🕰️

家庭での読書習慣の第一歩は、「親子で一緒に読む時間」を作ること。
たとえば、
・就寝前の10分間、ベッドの中で読む📖
・休日の朝、朝食後にソファで読書タイム☕
など、日常の中に“静かな読書時間”を組み込むのがおすすめです。
大切なのは、勉強として強制するのではなく、「一緒に楽しむ」スタンス。
読書が“心地よい時間”になると、子どもは自然と本に親しんでいきます。


🟠 2. 音読・読み聞かせは何歳でも効果あり👂✨

低学年では特に、「読み聞かせ」や「音読」が有効です。
読み聞かせと聞くと幼児向けの印象があるかもしれませんが、小学生でも効果は大きいです。
・子どもが読む音を親が聞く
・親が読んで子どもが聞く
・セリフの部分だけ交代で読む(リレー読み)
こうしたやりとりを通じて、語彙や表現力、感情の読み取り力が育ちます。
「感情を込めて読めたね」「この場面、どんな気持ちだったかな?」といった声かけも効果的です。


🟠 3. 好きなジャンルを選ばせる📘📗📕

国語力を伸ばすためには「文学作品がいい」と思いがちですが、最も大切なのは“子どもが自分から読みたくなること”です。
そのため、まずはジャンルを限定せずに自由に選ばせましょう。
・マンガ(セリフの読解・背景理解)
・図鑑や科学雑誌(語彙力・知識習得)
・ミステリーや冒険小説(読解力・集中力)
読書の入り口として、これらのジャンルはとても優秀です。
「好きこそものの上手なれ」、子どもが夢中になれるテーマが見つかれば、読む量も自然に増えていきます📚


🟠 4. 読んだ後は“感想”より“会話”がカギ💬

読書後に「感想文書いてみようか?」と言ってしまいがちですが、実はそれよりも効果的なのは会話によるアウトプットです。
・「この本で一番好きなシーンはどこ?」
・「自分だったらどうすると思う?」
・「この人、ちょっと変わってるよね。どう感じた?」
このような問いかけは、読解力と想像力、そして表現力を同時に育てます。
親子の会話が“思考と言葉を育てる時間”になるのです。


🟠 5. 親が読む姿が“最高の教材”になる📖👀

子どもに「読書しなさい」と言う前に、まず親自身が読む姿を見せることが実は一番効果的です。
子どもは親の行動をよく見ています。
たとえば…
・スマホの代わりに1日10分でも読書タイム📱➡📚
・カフェやリビングで新聞やエッセイを読む姿を見せる
・「お母さんも今読んでる本、すごく面白いよ!」と話題にする
こうした積み重ねが、「本を読むことって自然なんだ」と思わせ、読書へのハードルを下げてくれます。


🟠 6. おすすめの家庭読書スタイル📌

✔ 寝る前に「親子読書ルール」(10分だけ・1冊だけ など)
✔ お気に入りの本を並べる“わが家の小さな本棚”づくり
✔ 読書記録ノートや読書スタンプカードで“見える化”
✔ 親子で同じ本を読んで、カフェごっこ感覚で感想をシェア☕


🟢 おわりに:国語力は“親子で育てるチカラ”😊

子どもが本を読むのは、単に知識を得るためだけではありません。
言葉を知り、人の気持ちを考え、自分の思いを伝える力=“生きる力”を育てることにつながっています。
読書習慣は、家庭のちょっとした工夫と関わりで育てていけます。
まずは今日から1日10分、本を手に取るところから始めてみませんか?📚🌟